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Avenue A | Razorfishが消費者のウェブ行動を分析

By ミニック リベラ | 2007年 10月 3日

fastforward.jpgAvenue A | Razorfishが発表した調査報告書によると、消費者は自分のウェブコンテンツをカスタマイズして、各ブランドと交流する手段としてインタラクティブビデオやブログを楽しんでいるという。この報告書「Digital Design Outlook: Fast Forward――Design for Constant Change」は、同社の調査により判明した消費者行動を明らかにしたもので、マーケティング担当者に対し、よりよいオンラインブランドを構築するためには、孤立したウェブサイトやバナー広告を超える発想が必要だと提案している。

この調査は2007年7月に、年齢層、給与水準、居住地域が異なる全米約500人の消費者を対象に行なわれ、急速に変化するオンライン世界に消費者がどう適応しているかをまとめたものだ。その結果、消費者がオンラインに著しく精通していることが判明した。調査では、70%以上の消費者が「定期的にブログを読む」と回答しており、85%以上の消費者が「映画館に行く前にオンラインで映画プレビューをチェックした経験がある」と答えている。

この報告書の根底にあるテーマは、ウェブサイト単体ではなく、オンライン体験をデザインすることの重要性だ。この点に関し、100ページからなる同報告書は、RSSフィード、ウィジェット、双方向ビデオ、モバイルメディア、3D機能、ソーシャル・ショッピングなど、多様な技術が登場している今、マーケティング担当者がどのように消費者と関わっていけばよいかを分析し、調査結果に基づくアドバイスを提示している。

報告書全体を通じ、消費者の日常生活とオンラインとの関わりがますます深まっていることが論じられている。これに対応するため、設計者は新たな設計ツールを、マーケティング担当者はブランドの有効性を評価するための新たなデジタル・スコアカードを必要としている。同報告書は、分析結果に基づいた予測に加え、RSSフィードやウィジェットを通じて消費者の関与の度合いを測定したり、ブラウジングの共有やソーシャル・ブラウジングに代わるオプションを作ったりするなど、現在とりうるマーケティング戦略が提案されている。

原文(English)

Topics: インターネット, ウェブ |

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