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Google.org、次なる感染症の大流行防止に向け1400万ドルを提供
By デニス ボーチャンド | 2008年 10月 22日
Googleの社会貢献部門であるGoogle.orgは10月21日(米国時間)、感染症の新たな世界的大流行(パンデミック)を阻止するために東南アジアやアフリカで活動するパートナー企業に対して、1400万ドル以上の資金援助を行うと発表した。
Google.orgの「Predict and Prevent(予測と予防)」というプロジェクトでは、疾病の発生源となり得るホットスポットを特定する、動物と人間の間で感染を起こす新しい病原体を検出する、アウトブレイクに対応して世界的危機を未然に防ぐ、などの取り組みを支援する。毎年、人間を死にいたらしめる新しい感染症がいくつか発見されている。有名なものとしては、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による後天性免疫不全症候群(AIDS)、鳥インフルエンザ、重症急性呼吸器症候群(SARS)がある他、大昔から人類を苦しめてきたマラリアや結核の病原体のうち、薬剤耐性を獲得したものなどがある。新たに見つかる病気の4分の3は人獣共通感染症、つまり、動物から人に感染したものだ。
Google.orgのプログラム担当責任者であるFrank Rijsberman氏は、次のように語っている。「このプロジェクトの最終目標は、アウトブレイクが発生する前に病気を予測することだ。リフトバレー熱やマラリアについて言えば、長期の天候予測や森林開拓地図を見ることで、どこでアウトブレイクが起こるかを、早ければ半年前に知ることができる」
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