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ヒップホップ・アーティストの50 Cent、ファイル共有擁護の立場を表明

By レオ ブランコ | 2007年 12月 11日

50 cent
音楽業界がファイル共有に対する規制を強化しようとしている矢先、ヒップホップ・アーティストの50 Centは直ちに反論し、ファイル共有はアーティストの利益を損なってはおらず、音楽業界はファイル共有の支持を考える必要があると主張した。

TorrentFreakによると、麻薬の売人という前歴を持つ50 Centは、オスロでのステージ出演直前に友人であるPal Nordseth氏からインタビューを受けたという。主に50 Centの麻薬使用を中心に取り上げた対談の中で、50 Cent自身のレーベル「G-Unit Records」に関する質問が1つ投げかけられた。

質問:今は音楽ファイルの共有が盛んに行なわれているけど、G-Unit Recordsの業績はどうだい?

「あんまりよくはないね……。まぁ、誰でも技術の進歩には影響を受けるもんさ。俺たちゃ皆それに順応していく必要があるんだ。ヒップホップってのは、若い聴衆に支えられている音楽スタイルだからね。クラシックやジャズのファンよりも、目新しいものを早く受け入れている連中でこの市場は成り立っているんだ」

「音楽業界にとって大事なのは、ファイルの共有なんかでアーティストたちの利益が損なわれることはまったくない、ということを理解することさ」

「楽曲を買うにせよ盗むにせよ、若い音楽ファンたちはひたむきで熱心なだけだと思うよ」

「コンサートを開けば満員になるんだ。音楽業界は、アーティストに関するあらゆる事柄を管理していかなきゃならないってことを自覚しなくちゃいけないのさ。コンサートと関連商品からの収益を最大にすることが、音楽業界では必要なことなんだよ。それが唯一、マーケティングに使った金を取り戻す方法さ」

「1番の問題は、今じゃアーティストたちは成長していくための十分な援助を、ファイル共有が盛んになる前ほど受けちゃいないということだね。業界は今、CDを売るよりも、着信メロディーを売ることに味をしめている。完成した楽曲に込められた芸術的価値など分かっちゃいないのさ」

良くぞ言ってくれた!音楽を作る側の立場からではなく、消費者の観点からファイル共有を考えている人気アーティストがいるということを知り、非常に気分がいい。50 Centがこれらの思い切りの良いコメントを発した際、薬によるハイ状態ではなかったことを願うばかりだ。

原文(English)

Topics: マルチメディア, P2P, P2P, オンライン・ミュージック |

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