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Akamai、インターネットのリアルタイム・パフォーマンスを視覚化
By ニーノ マルケッティ | 2007年 6月 10日
「どうしてこのインターネットはこんなに遅いんだ？」と自問したことがこれまでに1度はあるだろう。その答えは、Akamai Technologiesの新しいツール「Visualizing the Internet」を使えばわかるかもしれない。
Akamaiが2007年6月7日（米国時間）に発表した「Visualizing the Internet」のツール群を使用すると、現在のインターネットの状態を確認できる。Akamaiは、コンテンツプロバイダが使用する750カ所以上の都市の2万5000を超えるサーバーから情報を収集して、感染しているのかあるいは単に存在していないのかといった、ウェブトラフィックが遅い理由を視覚的なデータで示す。
Akamaiのサービスは3つのツールで構成されている。「Real-Time Web Monitor」は、「攻撃トラフィックが最も激しい世界地域、ウェブ接続（待ち時間）が最も遅い都市、ウェブトラフィック（トラフィック密度）が最も多い地理的地域を特定する」。「Network Performance Comparision」は、「Akamaiのエッジサーバーと企業の元となるデータセンター間で、動的コンテンツ取得のために使用できる最も高速で信頼できる経路を同社がどのように特定しているかを示す」
3つ目のツール「Visualizing Akamai」は、「ある時点での世界のオンライン活動を判断するうえで役立つデータを提供する。これには、移動しているリッチメディアの量、要求されている純粋なデータ量、全世界でのビジター数と集中度合い、全世界での平均接続スピードなどが含まれる」。Akamaiによるとこのデータは、ときによって世界の全ウェブトラフィックの20％をAkamaiが扱うという事実から導き出されるのだという。
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