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ミャンマーでネット検閲を回避するウェブサーファーが急増
By デニス ボーチャンド | 2007年 10月 12日
Global Internet Freedom Consortium(GIF)の発表によると、軍事政権による弾圧が強まっているミャンマーでは、ウェブサーファーの間で、ネット検閲を逃れるための反検閲インフラの人気が高まっているという。
GIFに参加しているUltraReach Internet(UR)とDynamic Internet Technology(DIT)の2社によると、ミャンマー発信IPアドレスからの1日の接続数が9月は平均で12万件を超え、4万件に満たなかった前月に比べ、急激に伸びたことがわかった。DITによると、同社の反検閲ポータルを通じ、ブログにミャンマー政府への抗議運動とそれに対する弾圧の様子を捉えた写真つきの投稿があったという。このような「検閲回避」の急増は、最近の抗議運動や弾圧の動きとシンクロして起きている。
URもDITもこれまで、中国政府など締めつけの厳しい政権下でのネット検閲を回避する手段として、反検閲技術を開発してきた。両社以外にも数社がGIFのメンバーとなっており、あらゆるタイプの反検閲ツールを開発している。「Ultrasurf」「Freegate」「Garden」「GPass」「FirePhoenix」などは、中国政府の「万里のファイアーウォール(Great Firewall)」をかいくぐって世界を自由に探検したいネットサーファーに人気だ。
「われわれはサイバースペースに『地下鉄』を作り、ウェブサーファーが、抑圧的な政府による監視、追跡、阻止から逃れる手助けをしている」と、GIFに参加しているWorld’s Gateのバイスプレジデント、Alex Wang氏は話している。
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