« BroadRampがvidShadowと提携、高画質で迅速な動画配信プラットフォームを提供 | Home | Open Web Awards:「ビデオ共有」部門への投票 »
ウェブブラウジングの追跡サービスを提供するClickTaleがベンチャー資金を獲得
By クリスティーナ レデスマ | 2007年 12月 12日
ウェブサイトがユーザーのブラウジング行動を記録し、ユーザーのマウスの動きを動画で追ったりできるサービスを提供するClickTaleが、YL Venturesから資金調達を行なった。Clicktaleは、今回の資金調達ラウンドで獲得した資金を利用して、売上の拡大とホスティング型サービスの機能拡充を目指す。
「革新を続け、2008年には顧客にもっと多くの価値を提供する。YL Venturesからの支援により、研究開発事業を拡大し、われわれの構想をより早く実現することが可能になると同時に、ClickTaleのサービスが提供するものの重要さについて、市場の理解をうながす取り組みも進められる」とClickTaleの設立者の1人である最高技術責任者(CTO)、Arik Yavilevich氏は語る。
ClickTaleが提供するサービスの1例は、最近スタートしたウェブの操作性を調査するサービスだ。記録された、8万件を超えるウェブページでのブラウジング行動に基づくClickTaleの統計分析から、次のようなことがわかった。
- 大半のウェブページには縦方向のスクロールバーがあるが、ビジターが最下部までスクロールしたのは、記録されたアクセスの20%にとどまる。
- ユーザーは、ページ内の相対的な位置に基づいてスクロールし、画素の点での絶対的な位置は関係ない。つまり、ページのサイズが5000画素か1万画素かに関係なく、ページの半分または4分の3までしかスクロールしない傾向のあるビジターの数は、ほぼ同数になる。
- ウェブページの最上部と最下部は、ビジターの注意を惹くという点でもっとも価値あるエリアだ。ユーザーは最上部付近で平均24秒、最下部付近で平均14秒費やすのに対し、ページ中央には8秒しか費やさない。
裏づけとなるグラフや統計データを含め、今回の調査は、ClickTaleのブログにすべて公開されている。
Topics: メトリクス, ベンチャー・キャピタル, ウェブ |
Comments are closed.