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Googleキラー？ ウェブ検索プロジェクト「Theseus」に約1億6600万ドルの助成金
By リザ サンチェス | 2007年 7月 22日
次世代検索エンジン・プロジェクトの「Theseus」は欧州委員会（EC）の承認の下、研究開発やテストのための、約1億6600万ドルの助成金を獲得した。Theseusには、Googleキラーになるという声も上がっている。
ニーズや嗜好に合わせ情報を絞り込んで提供する「セマンティック」インターネットの開発が、Theseusの構想の中心にある。報道されているように、Theseusの目標は、「コンテンツの意味を認識し、適切な文脈に置くセマンティック技術」などの「次世代インターネットに向けた新しい検索技術」を開発することだ。
調査アナリストのTrip Chowdhry氏は、GoogleはTheseusをライバルととらえるのではなく、Theseusを利用する可能性が高いとみている。「Googleの脅威になるとは思わない。セマンティック・ウェブを出してきても、GoogleはWikipediaに対して行なっているのと同じように、インデックス化し、検索できるようにする」とChowdhry氏は話す。
Theseusの始動は2005年で、それ以来、マルチメディアを扱う前述の高度な検索プロジェクトに力を注いでいるということだ。
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