« Onstream Media、映画祭をサポートするソリューション「Film Festival Online」を提供 | Home | 「Footnote.com」がウェブ上最大級の第二次世界大戦コレクションを公開 »
広告システム「Beacon」の問題でFacebookが謝罪
By レオ ブランコ | 2007年 12月 8日
Facebookのソーシャル広告システム「Beacon」は、革新的との前評判から一転、失策ということになった。プライバシーの問題に取り込むことになった創設者のMark Zuckerberg氏は、Facebookのメンバーがこの広告システムを永久停止することを認める決断を下した。
「この機能を構築するにあたって多くのミスを犯し、その処理に関してさらに多くのミスを犯してしまった。この機能のリリースに関しては、へまをやってしまったと言うほかない。申し訳ありませんでした」と、Zuckerberg氏は述べている。
プライバシー保護の観点から、Facebookは先週重要な変更を行なったが、Facebookのメンバーはまだ不十分だと感じている。「SFGate.com」によると、広告主の側からも「Overstock.com」のように、以前は有望に思えたもののプライバシー侵害がはなはだしいこのシステムから、撤退するところが出てきているという。
他のソーシャルネットワークは、今回のFacebookの大失態から教訓を学び、大きな決定を下すに当たって群衆の力を見くびらないようにすべきなのだろう。しかし、もっと大きな問題がある。
アメリカン大学のコミュニケーション学教授、Kathryn Montgomery氏によると、われわれはいまだ、新しいデジタルメディア文化の流動的な初期段階にある。おそらくは、成長を続けるオンライン・コミュニティーに向けた、正式なプライバシー規定を制定する必要がある。
Comments are closed.