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IBM、「AppScan」で知られるWatchfireを買収
By リザ サンチェス | 2007年 6月 9日
IBMは、ウェブアプリケーションのセキュリティおよびコンプライアンス(法令順守)の検査ソフトウェア開発を手がけるWatchfireを買収すると発表した。IBMは、Watchfireの技術を既存の「Rational」ソフトウェア製品に統合する計画だ。
「Watchfireは、セキュリティ市場やコンプライアンス市場で誰もが認める業界リーダーだ。同社のセキュリティ、品質検査、コンプライアンス検査が求めている条件をソフトウェア開発過程の早期段階で組み込むことで、わが社は顧客のリスク軽減を支援する能力をさらに強化できるだろう」と、IBMでRationalソフトウェア部門のゼネラルマネージャを務めるDanny Sabbah氏は述べた。
ウェブアプリケーションのセキュリティツール「AppScan」で知られるWatchfireは1996年の設立で、現在は189人の従業員を抱えている。買収条件は公表されていないが、Watchfireは独立した事業体として運営を続けると見られている。買収手続きは2007年第3四半期に完了する見込みだ。
最近、Microsoft、Google、Ciscoなどの一部の主要IT企業がセキュリティ関連企業を続々と買収しているが、今回の買収はそれに続くものだ。これらのIT企業がセキュリティ企業を買収しているのは、悪意ある不正ソフトウェアによる攻撃がウェブ上にまん延している現状を受けてのことだろう。
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