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地球温暖化防止を訴えるコンサート「Live Earth」の効果測定
By レオ ブランコ | 2007年 7月 10日
地球温暖化の防止を訴える世界規模コンサート「Live Earth」(7月7日世界9都市で同時開催)をめぐり、その期間中および直後に、携帯電話とオンラインによって、英国、米国、オーストラリアの3カ国で消費者調査が行なわれた。
この調査は、世界的な規模でのインタラクティブなデータ・ソリューションを提供するオンライン市場調査会社Lightspeed Researchと、企業倫理に関する評価を追跡するEthical Reputation Index(ERI、英国の調査会社Fraser Consultancyによるプロジェクト)の共同で実施された。
その結果、英国の視聴者はオーストラリアや米国の視聴者に比べて熱が低いことがわかった。
この調査では、Live Earthを知っていた人々に、地球温暖化との戦いに自分自身がもっとやれることをやるべきだと触発されたかどうかを質問している。特に触発されはしなかったという回答のほうが多数派なのだが、実際にこのコンサートを観た人々になると、肯定的な返事が増える傾向があった。コンサートを観た人々のなかで、もっと行動する必要があると気づかされたと答えた回答者は、米国では61%に達し、最も熱意を示していた。オーストラリアが51%でこれに続き、英国でこう答えたのは、コンサートを観た人約3分の1だった。
「われわれの調査の結果から、地球温暖化防止のメッセージは十分伝わってはいるが、Live Earthコンサートが、人々にさらなる行動をうながす唯一のアプローチではないということが示されている。おそらく、アーティストや有名人の呼びかけでは、地球温暖化に及ぼす影響を最小限にとどめるよう人々に行動を起こさせるほどには、強い力とならないのだろう。それでも消費者の大部分が、温暖化を加速させるようなことはなるべくしないようにしたいと述べており、これは今後の展開に望ましい基盤となると言えよう」と、ERIのKaren Fraser氏は述べている。
もっと詳しい情報はここへ。
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