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確実で便利な代替決済の人気が高まる
By ミニック リベラ | 2007年 9月 28日
Javelin Strategy & Researchが全米の消費者調査を発表した。オンライン決済の総額は今後5年間で現在の2倍以上の3552億ドルに達し、同時に米国消費者の支払い方法が劇的にシフトする見通しだという。2012年までには米国人の30%が、財布からクレジットカードを取り出す従来の方法ではなく、オンラインの代替決済を利用するようになる。確実で便利な決済手段との見方が消費者の間に広まって、オンラインの代替決済は2012年までに2倍以上になると調査では予測されている。また、調査を担当したJavelinの研究者は、これは限定された傾向ではないと分析している。代替決済手段の成長によってクレジットカードは進化が促進され、現金や小切手による支払いは減少する。
Javelinの研究者は、オンラインの代替決済が新たな顧客を獲得し、現在オンラインで優勢なクレジットカードはいくらか後退するとみている。調査によると、決済金額もオンライン決済総額に占める割合も、こうした従来のブランドや支払い方法が依然として最大なのに変わりはないが、割合は2012年までに44%に減少するという。ただ、デビットカードの特典プログラムやプロモーションは引き続き若者の人気を集め、デビットカードによる決済総額は2012年までには約3倍の939億ドルに達するという。
オンライン消費者の構成や人口統計が今後5年間で大きく変化するということはない。Javelinの研究者は、代替決済手段の人気の高まりは消費者側の意識や不安が原因だと指摘している。オンラインの消費者が進んで代替決済方法を選ぶのは、クレジットカードやデビットカードが入手できないためではなく、簡便性と安全性に魅力を感じるためだという。
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