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Niklas Zennstrom氏がSkypeのCEOを退任
By デニス ボーチャンド | 2007年 10月 2日
eBayは1日(米国時間)、SkypeのCEO(最高責任者)であるNiklas Zennstrom氏がその職を辞すことを発表した。同氏は2003年、Janus Friis氏と共同でSkypeを設立したが、今後は代表権のない会長として同社の取締役会に留まる。SkypeのCEO職については、Zennstrom氏の後任が正式に決まるまで、eBayの最高戦略責任者Michael van Swaaij氏が暫定CEOを務める。
また、Skypeの現社長Henry Gomez氏は、eBayの副社長職に留まったまま2年間Skypeに出向していたが、法人事業担当副社長としてeBayに復帰し、eBayの社長兼CEOであるMeg Whitman氏の指揮下に入る。
eBayはさらに、2005年の買収当時にSkype株主の一部と交わしたアーン・アウト契約に基づいて将来発生する債務を現時点で清算するため、総額3億7500万ユーロ(約5億3000万ドル)を支払ったことも明らかにした。このアーン・アウト契約は、Skypeが2008年および2009年上半期に達成すべき実質ユーザー数、売上、粗利益に連動して、最高でおよそ12億ユーロ(約17億ドル)を旧Skype株主に支払うというものだった。eBayは3億7500万ユーロという支払額について、Skypeの普及状況や将来予想される実質ユーザー数の急速な伸びを勘案すれば適切なものだとしている。
[訳注:アーン・アウト契約とは、企業の買収に際して売り手と買い手がいくつかの条件を設定し、一定期間内にその条件が満たされた場合に限り、買収代金を支払うという契約のこと]
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