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NLPC、Googleがインターネット上の海賊版対策に無関心と批判
By レオ ブランコ | 2007年 9月 28日
民間の監視団体National Legal and Policy Center(NLPC)は「Google Video」における明白な著作権違反行為を調査し、9月25日(米国時間)にその詳細を記した報告書を両院議員に送付した。
9月10〜18日に実施したGoogle Videoに関する最新の「無作為抽出検査」で、NLPCは明白に著作権を侵害している映画の事例を、300件ほど新たに発見した。そのうち60件以上は2007年に公開された映画だった。こうしたインターネット上の海賊版が米国の映画産業に与えた損失は、23億ドル近くにのぼると推定されている。
Googleは著作権所有者の権利を尊重していると主張しており、著作権所有者がGoogle Videoで知的財産を見つけ出し削除できるように、率先して最新ツールを提供していると述べている。しかし、海賊版だとわかる映画300本に加え、著作権で保護された作品が依然として大量にGoogle Videoでは出回っている。
「Googleは少なくとも2006年秋から、著作権で保護されたコンテンツを排除する動画フィルタリング技術を約束している。さらにGoogleは2007年7月27日に、動画共有サイトYouTubeに海賊版コンテンツがアップロードされるのを防ぐため、同年9月までにはフィルタリング・システムをスタートさせると発表した。しかし、9月24日の時点でも、GoogleはYouTubeにもGoogle Videoにも、約束した技術を導入していないようだ」とNLPC会長のKen Boehm氏は述べている。
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