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Plaxoがソーシャルグラフを推進
By ミニック リベラ | 2007年 9月 1日
「壁に囲まれた庭園」とも称されるクローズドなサービスに代わる、開かれたソーシャル・ウェブを後押ししてきたPlaxoは、その取り組みの一環としてオープンソース向けに、「Online Identity Consolidator」という新しい重要なソフトウェアのコードを公開した。この新しいソフトウェアは、ユーザーが管理できる開かれた「ソーシャルグラフ」を構築しようとするコミュニティの取り組みに貢献するもので、ブログ、ソーシャルネット・ワークやビジネスネット・ワーク、画像／動画共有サイトなど、ユーザーが利用するさまざまなソーシャル・ウェブ・アプリケーション間の、個々のユーザーによって公的に形成される関係を取り扱う。PlaxoはConsolidatorコードの公開に加え、この技術に基づく機能を、同社が最近発表した次世代ソーシャル・ネットワーク「Pulse」に追加し、開発者向けにConsolidatorの実装に関するサイトも公開した。
Web 2.0コミュニティでは、ソーシャル・ウェブの将来の方向性に関する議論が熱を帯びている。ユーザーがデータを管理できるオープンな方向に向かうべきか、それとも企業側がユーザーの個人情報やユーザーどうしの関係について所有権を主張する囲い込まれた環境がよいかという議論だ。先ごろBrad Fitzpatrick氏が（David Recordon氏の協力を得て）発表した「Thoughts on the Social Graph」（ソーシャルグラフについて考える）と題するマニフェストは、オンラインIDの統合に向けた、ユーザー管理型のアプローチに対するさらなる追い風となっている。
今回の発表は、開かれたソーシャル・ウェブを後押しするさらに幅広い戦略の一環で、SyncML、iCal、OpenID、microformatsなど、重要なオープン規格の実装を推進していくというPlaxoの最近の取り組みに沿ったものだ。
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