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「ScamBusters.org」が予測、iPhoneに関連する詐欺の7つのタイプ
By ミニック リベラ | 2007年 6月 30日
6月29日（米国時間）の「iPhone」発売にかこつけて詐欺や窃盗を試みる者が登場しようとしている。1994年以来、900万人以上の人々がインターネット詐欺から身を護れるように手を差し伸べてきた公的サービスのウェブサイト「ScamBusters.org」は、オンラインとオフライン両面でのiPhone関連の詐欺について、特に数が増えそうな7種類を予測し、被害を避けるためのヒントを提供している。
ScamBusters.orgが予測する、iPhoneに関連する詐欺の7つのタイプ：
1. eBayでの詐欺：まだ発売されていないうちから、すでにiPhoneにまつわるeBayでの詐欺が何件か発生している。eBayは、iPhone発売前のオークション出品の削除に力を入れてかなり成果を上げたが、29日にiPhoneの出荷が始まった後は、オークションで本物と偽物を見分けるのがかなり難しくなる。
2. 順番待ち代行詐欺：Craig’s List、eBayその他のサイトで、iPhoneを手に入れたい人の代わりに有償で列に並んであげますという申し出が多数掲載されている。代行料金にはかなり開きがあり、一部は完全な詐欺だろう。
3. ダフ屋の詐欺：後でもっと高い値段で転売するために、オンラインまたはオフラインでiPhonesを購入する人も多い。ScamBusters.orgは、プレミアムのついた代金を渡さないように勧めている。というのも、29日の午後6時からは、Appleストアでオンライン注文が可能になるからだ。さらに、iPhoneを箱から抜き取って空箱だけを売りつける詐欺も出てきそうだ。
4. 無料でiPhoneをあげます、という詐欺：ごく一部にまともなキャンペーンもあるだろうが、大部分は詐欺だ。詐欺師は人気の製品（ブランドもののハンドバック、プラズマテレビ、そしていまはiPhone）を餌に電子メールのアドレスを入手し、個人情報を詳しく聞き出す。そのくせ、iPhoneを手に入れるための条件すべてを実際に満たすのはほぼ不可能、といった仕組みにしている。そういうわけで、時間を無駄にするくらいはまだマシなほう、最悪の場合はお金を吸い取られ、さらに個人情報まで奪われてしまう。
5. iPhone関連のスパム：iPhone関連のスパムがどっと増えるだろう。こうした詐欺への対処法は簡単。けっして返事を出さないことだ。
6. 偽のiPhoneウェブサイトとフィッシング詐欺：iPhoneにまつわる偽のウェブサイトやフィッシング詐欺が現実のものとなり、さまざまな変種を生み出すだろう。しかし、こういった詐欺師の狙いはすべて同じ。つまり、個人情報や金融情報を入手して、金銭やIDを盗み取ることだ。
7. ウイルス、トロイの木馬、スパイウェア：遠からず、iPhoneに関係したウイルス、トロイの木馬、スパイウェアが登場するだろう。だまされないように。
こうしたさまざまなiPhone詐欺のすべてを、われわれは目にすることになるのだろうか？ ScamBusters.orgの共同ディレクター、Audri G. Lanford博士によると、答えは「イエス」だ。「来週あたりか、おそらくはもっと早い時期に、これらすべてのタイプ（そしてさらにいくつかのタイプ）のiPhone詐欺が現実のものとならなかったら、それこそ驚きだ」と、Lanford博士は述べた。
Topics: Apple |
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