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オンライン小売におけるソーシャル/コミュニティ・サイトの売上増加効果はごくわずか
By デニス ボーチャンド | 2007年 7月 4日
ソーシャル・ネットワークやオンライン・コミュニティは、オンライン小売の売り上げにほとんど影響を与えていないことが、JupiterResearchの調査で明らかになった。最新レポート「US Retail Consumer Survey, 2007」(2007年米国小売業消費者調査)によれば、ソーシャル/コミュニティ・サイトをきっかけに予定以上の買い物をするオンライン消費者は、12%ほどにとどまっているという。
小売の売上促進という点で、MySpaceなどのソーシャル/コミュニティ・サイトの効果は、まだ発展途上のようだ。オンライン消費者のうち、53%が買い物時に小売サイトへ直接行くのに対し、ブログを活用する人は3%にとどまっている。購入品を調べてオンラインやオフラインで買い物をするという場合に、消費者が依然として、商品を購入できる場所や商品の販売元へ直接アクセスしようとしていることは、この数字を見れば明らかだ。
あとから肯定できる購入判断には、ソーシャル/コミュニティ・サイトが役に立っている。同レポートによれば、オンライン消費者の29%が、ソーシャル/コミュニティ・サイトを利用すると、より良い購入判断ができると答えている。とはいえ、小売業者としては、サイトが持つ売上増加効果の潜在力をうまく活用していく必要がある。小売市場の競争がますます激しさを増すなか、アフィリエイト・モデルを利用する小売業者は、適切なソーシャル/コミュニティ・サイトを活用することで、売上増加の機会を広げられるかもしれない。
Topics: オンライン・コミュニティ, ソーシャルネットワーク |
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