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MediaWhizがScribeFireを買収、広告最適化技術の「QuickAds」をリリース
By デニス ボーチャンド | 2008年 7月 4日
オンライン広告会社のMediaWhizは7月3日(米国時間)、「Firefox」用のブログ編集技術のScribeFireを買収したと発表した。MediaWhizはまた、「ScribeFire QuickAds」をベータリリースしたことも明らかにした。オンライン広告初の、ポイント・アンド・クリック式の広告最適化技術だ。
ブラウザFirefoxの拡張機能である「ScribeFire」を使えば、ユーザーは、フォーマットされたテキストをウェブからドラッグ・アンド・ドロップ方式で自分のブログにコピーし、直接メモを書き加え、投稿するといったことをFirefox上で簡単に行なえる。ScribeFireは、主なブログサービスすべてと互換性を持ち、そのアクティブユーザーは現在15万人を超えている。
ScribeFire QuickAdsのポイント・アンド・クリック式広告最適化技術は、ウェブパブリッシャーがコードを追加する煩わしさなしに、完全に最適化されたバナー広告を掲載できるようにするはじめての技術であり、オンライン広告のブログへの統合を大きく促進するものだ。ウェブパブリッシャーは、インターネット広告協会(IAB:Internet Advertising Bureau)の標準にのっとったページ内広告フォーマット(たとえば、728×90のリーダーボードやの160×600のワイド・スカイスクレイパー、300×250の中型長方形など)やテキスト内広告を、わずか3クリックで簡単に自分たちのブログに追加できる。
ScribeFire QuickAdsの広告最適化決定エンジンが、ユーザーのウェブサイトにあわせて、自動的に最も利益性の高いバナー広告を選択して表示する。広告は、MediaWhizの経験豊富な広告販売チームが、100を超える広告ネットワークと良好な関係を築くことによって培ってきた、幅広い広告インベントリから選択される。ウェブパブリッシャーは、ScribeFireのウェブサイト上で、広告インベントリの包括的なパフォーマンスおよび売上データにアクセスすることも可能だ。
買収の金銭的な条件は明らかにされていない。
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