« 起業家と投資家を結ぶ「Fundability」 | Home | ようやくモバイル対応になったLinkedIn »
Google、日米間海底ケーブル敷設事業に参加
By レオ ブランコ | 2008年 2月 27日
カリフォルニア州マウンテンビューに住む「けだもの」は、検索、オンライン広告、ワイヤレス業界を支配するだけでは満足できないようだ。今回Googleは、全長約1万kmの太平洋横断光ファイバーケーブルをおよそ3億ドルで建設する新規事業に乗り出した。
「Unity」と命名されたこのケーブルは、水深約600m付近に敷設され、ロサンゼルスと千葉県の千倉を結ぶ。米国とアジア間で急増する動画、テキスト、音声通信などのインターネット需要に対応することが主な狙いだ。プロジェクトは2010年の完了を予定している。
インターネット会社がこのような事業に出資するのはこれが初めてのことだ。Googleは、SingTel(シンガポール)、Bharti Artel(インド)、海底光ファイバーケーブル・ネットワーク会社のPacnetなど6社で構成するコンソーシアムに参加する。
あるニュース記事によると、今回のプロジェクト参加にはGoogleの「思惑」があるという。多様な手段で人と人とを結びつけるという点において、今やインターネット会社の果たす役割は拡大の一途をたどっているが、Googleは「自社が必要とする帯域を安価で確保する」機会を得たい考えだ。
Comments are closed.