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プロ並みのサイト作成を支援するグリッドインターフェース「gridNavigation」
By admin | 2008年 1月 15日
グリッドタイプのインターフェースは、現在ではほとんどのウェブサイトで使われているナビゲーション・ツールだ。同ツールはすっきりと構造化されたレイアウトを提供し、ユーザーに視覚的データを効果的に提示する。しかし残念ながら、その構造の持つ特性がグリッドの落とし穴にもなっている。グリッド上にデータを配置する方法が、定番的な柔軟性に欠ける印象を与え、同ツールを非常に面白みのないものにしているのだ。
このグリッドの弱点に気づいたウェブ・デザイナーらは、何年も前からその弱点を補う試みを重ねてきた。そのために通常用いられる有効な手段の1つが、「Flash」を使用したグリッドインターフェースのアニメーションを採用することだった。このやり方は、Flashを利用して簡単に動きのニュアンスをデザインに組み込めるデザイナーにとっては有効だ。しかし、複数のプロジェクトを抱えて締め切りに追われながら、なんとかやりくりをしているデザイナーの多くは、Flashを学習して習得する時間的余裕がないため、この方法は選択肢にすらならない。
このように選択肢が少ない状況を受けて私は、アニメーションを使ったプロ級のグリッドインターフェースが少しでも楽に作れる方法はないかと、複数のFlashコンポーネントを試してみることにした。その中で出会ったのが「gridNavigation」だ。gridNavigationは、使いやすく堅牢なグリッドインターフェースで、Flashコンポーネントとしてインストールして使用できる。サムネイルをグリッドあるいはピラミッド型のレイアウトで表示し、(グリッド型なら)行と列の正確な数値を、(ピラミッド型なら)レイアウトの位置を指定することができる。以下は、gridNavigationコンポーネントの主な機能だ。
- グリッド、あるいはピラミッド型のレイアウトに画像、SWF(公開用フラッシュアニメーションファイル)、動画クリップのサムネイルを表示する
- 低い解像度から高い解像度への移行を滑らかにするぼかし効果を搭載
- 左上、右上、左下、右下のレイアウト・オプション
- グリッド型レイアウトでは、行と列の数は手動あるいは自動で設定可能
- コンテンツ、メニュー・アイテム、セッティングを、「XML」「Component Inspector」「ActionScript」のいずれかで指定することが可能
- サムネイルとコンテンツを希望の大きさに自動でサイズ変更
- サムネイルおよびより大きなコンテンツに採用するコンテンツを、同じファイルだけでなく異なるファイルからも選択できるオプション
- カスタマイズ可能なズームおよびイージング速度
- サムネイルおよびメインコンテンツ用にスキン変更可能なプリローダー搭載
- すべてのFlash画像フォーマットをサポート
- 「onOpen」「onOpenComplete」「onClose」「onCloseComplete」などのActionScriptイベント
- 総合的なActionScript API
- 「ActionScript 2(AS2)」バージョンは20キロバイト、「ActionScript 3(AS3)」バージョンは32キロバイトの軽量仕様
gridNavigationは純粋にグリッドタイプのインターフェースでありながら、高度なカスタマイズ化が可能だ。アニメーションのイージング速度およびズーム速度を変更できるほか、サムネイル、外部SWF、動画クリップをサムネイルサイズあるいはフルサイズのビューのいずれにも設定できる。また、Component Inspector、XML、あるいはActionScriptで画像やSWF、動画クリップを追加して、より動的なデータに仕上げることも可能だ。
gridNavigationは、写真ギャラリーや動画ギャラリーの作成を計画している人には最適で、サイト全体のナビゲーション用のお洒落なインターフェースとしても使える。gridNavigationなら、高度にカスタマイズ可能な、プロのような仕上がりのグリッドインターフェースが作成でき、ウェブ・デザイナー必携の裏技ツールとなること間違いなしだ。
gridNavigationの価格はAS2バージョンおよびAS3バージョンがそれぞれ44.95ドル。AS2とAS3の両バージョンを合わせたセットが54.95ドルで、AS2からAS3へのアップグレード・オプションが10ドルとなっている。
注:この記事はFlashloadedのリクエストによるスポンサー付きレビューです。
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