« Digitalsmithsが経営陣にメディアおよび技術幹部を追加 | Home | mig33が新たに1350万ドルの資金を調達 »
Guy Kawasaki氏からマーケターへの提言――有名ブロガーを相手にするな
By レオ ブランコ | 2008年 1月 31日
著名なベンチャー投資家であるGuy Kawasaki氏が、マーケティングに関するわれわれの見方を変えようとしている。有名ブロガーの機嫌を取らないというのが、Kawasaki氏の提唱する大胆な行動の1つだ。Kawasaki氏は次のように書いている。
有名ブロガーのことは忘れよう。有名ブロガーのろくでもない評価のせいで製品が売れなくなるわけではないし、すばらしい評価をされたからといって製品が売れるわけではない。数の力に注目しよう。Technoratiに登録している100万人のブロガーが、人々に到達するためのチャンネルになりうるのだ。大勢の人々に製品を気に入ってもらえれば、有名ブロガーもその記事を書かないわけにはいかなくなる。
ちなみに、この意見はYahoo ResearchのDuncan Watts氏が述べた見解に触発されたものだ。Watts氏によれば、影響力のある有名人はバイラル(口コミ)・マーケティング・キャンペーンに全く影響を及ぼさないという。同氏の主張は以下の通りだ。
影響力のある人を利用してマーケティングを成功させようとしても、うまくはいかない。一握りの有力者たちにそれほどの影響力はない。マーケターが口にする世の中の仕組みなど、試してみればすぐにボロが出る。まったく現実感を伴わないものなのだ。
「急に売れ始めるにはワケがある : ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則」(邦訳 ソフトバンククリエイティブ刊)の著者であるMalcolm Gladwell氏は、この素晴らしい主張に対する反論を考えているところに違いない。注目しよう。
Topics: ブログ |
Comments are closed.