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SNSが違法な腎臓売買の温床に?
By レオ ブランコ | 2008年 2月 19日
ソーシャルネットワーキングサイト(SNS)で、プロフィールを頻繁に書き換えて新しい出会いなどを楽しむ人は多いが、一方でSNSを、臓器売買などの違法な、人の生命をも脅かしかねない取引の場に利用しようとしている人がいるという、悲しむべき事態が明らかになった。
インドの「NDTV.com」に掲載された記事によると、FacebookやOrkutといったSNSが、腎臓売買の中心になっているという。問題の記事では、Orkutには腎臓移植に関連したコミュニティが35あり、そのメンバー数は700人を超えるとされている。しかし、それを大きく上回るのがFacebookで、その規模は数千人に達するという。
弁解しておくと、これらのネットワークも、そうした違法取引の増加と戦う取り組みはしている。といっても、実際にどれほどの措置が取られているかは不明だ。
SNSにおける違法な臓器売買のようなハイテク悪用行為は、その国の社会的、経済的状態を反映したものだ。こうしたビジネスが伸びているのは、わずかな報酬で自分の臓器を提供しようとする人が大勢いるからだけではない。一方に、そこそこの金額で臓器を手に入れ、生きながらえたいと切望する患者とその家族が数多くいるからだ。
この違法な臓器売買が、腎臓以外の臓器にも及び、他の発展途上国にまで市場が広がっても驚くにはあたらない。
Topics: ソーシャルネットワーク |
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