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MySpace、インターネット安全性原則の業界規模での導入を提唱

By クリスティーナ レデスマ | 2008年 1月 16日

new media newsMySpaceと、米49州およびコロンビア特別区の検事総長によるソーシャルネットワークに関する合同作業部会は、インターネットにおける子どもの安全性向上に共同で取り組むべく、オンライン安全性ツールや技術、教育、司法当局との協力に関するガイドラインを発表した。このガイドラインは、MySpaceによる「ソーシャルネットワークに関する基本方針」(Principles of Social Networking)をベースとしている。

州検事総長らは、MySpaceのこれまでの取り組みに賛辞を贈り、オンライン安全性の向上に関する同社の進歩と、今後数カ月にわたって続けられる具体的な改良に向けた取り組みを称賛した。MySpaceと州検事総長による今回の取り組みでは、最新の技術的進歩に対応し、子どもを守るさらなる方法を模索するためには、業界全体での継続的な取り組みが不可欠だとの認識が示されている。州検事総長らは、他のソーシャルネットワーキング・サイト(SNS)や、コミュニティー機能を備えたインターネット・プロバイダに対し、このガイドラインを採用し、MySpaceと同レベルの安全性を実現するよう求めている。

「州検事総長の協力を得て、インターネットの安全性について、思慮深く建設的な対話を持つことができた。これは業界全体の問題だ。われわれは一致団結し、インターネットの安全性を向上させていく必要がある。今回採用した基本方針は、より安全なオンライン体験を子どもに提供するために、業界全体で努力していくべき事項を示すものだ。安全性に対するこの継続的な改革を、他社とも共有したいと考えている」とMySpaceの最高セキュリティ責任者を務めるHemanshu Nigam氏は述べている。

ソーシャルネットワークに関する基本方針は、4つのカテゴリーに分かれている。

サイトの設計と機能――基本方針には、MySpaceがすでに導入している安全性イニシアチブ(付属文書Aあり)と、今後数カ月で導入するイニシアチブ(付属文書Bあり)が盛り込まれている。MySpaceがすでに導入した安全性対策としては、サイトにアップロードされる全画像およびビデオの確認、ユーザーによる「グループ」コンテンツの点検などがある。また、子どもが実社会で知らない人と接触するのを防ぐために、14歳と15歳のユーザーのプロフィールを自動的に非公開とするほか、性犯罪者のMySpaceアカウントを削除するなどの対策も実施されている。MySpaceが今後の導入を予定している対策としては、16歳と17歳のユーザーのプロフィールを初期設定で非公開とする機能や、登録可能な最少年齢(14歳)を徹底するための技術の強化などが挙げられる。

保護者、教育者、子どものための教育およびツール――この基本方針では、MySpaceがこれまで、インターネット安全性に関する教育に多くのリソースを投じてきたことが示されている。これまでの取り組みとしては、オンライン安全性に関する保護者向けの新しい公益事業の発表や、現在開発されている無料のペアレンタル機能ソフトウェアなどが挙げられる。MySpaceは今後、子どもの電子メール登録制度の構築に取り組み、MySpaceをはじめとするSNSに子どもがアクセスするのを保護者が禁止できるようにする予定だ。また、この基本方針にもとづき、サイト上の不適切なコンテンツや活動について苦情を寄せた消費者との連携も強化していく。

司法当局との協力――州検事総長らは、24時間ホットラインをはじめとするMySpaceの司法当局との協力態勢について、業界の模範になるとの見解を示している。MySpaceと司法当局は、引き続き協力し、インターネット犯罪の捜査や起訴に関する司法当局の対応力の向上に努めていく。

オンライン安全性の対策委員会――基本方針の一環として、MySpaceは州検事総長の支援のもと、業界規模の「Internet Safety Technical Task Force」(インターネット安全性に関する技術対策委員会)を立ち上げ、ID認証確認ツールなどのオンライン安全性ツールの開発に取り組んでいく。既存の年齢認証やID確認技術は、SNSにおける安全性ツールとしては効果的でないが、対策委員会では、年齢認証を含め、ユーザーの安全性やセキュリティを向上させるうえで役立つあらゆる新技術を調査する。対策委員会には、インターネット関連企業、ID認証の専門家、非営利組織、学者、ハイテク企業などが参加する。

原文(English)

Topics: MySpace, ソーシャルネットワーク |

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