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顧客調査としてのオンライン・ネットワークの利用
By レオ ブランコ | 2008年 1月 15日
主要な消費者関連会社は、対象とする顧客層の行動について情報を集め、よりよく理解するために、インターネットを最大限に使用する勝利の方程式をいまも探し求めている。
それに対する新たな回答が、「I Love My Dog」などのオンライン・コミュニティにある。I Love My Dogは、Del Monteが設立した犬の飼い主のためのプライベート・ネットワークだ。
Wall Street Journal紙によると、独自に用意するこうしたサービスへの企業の支出は、2007年の4000万ドルから、2008年には6900万ドルに拡大する見込みだという。
すでに立証された効果は別にして、コスト面もオンライン・ネットワークが持つ利点だ。フォーカス・グループ・ディスカッション(FGD)や電話による調査に、多大な金額を費やす必要がない。多少の資金があれば、プライベート・ネットワークを設立することは非常に簡単だし、なんなら「MySpace」といった既存のソーシャル・ネットワークを利用して顧客とコミュニケートを図ることさえ可能だ。
さらにこうした手段は、企業とコミュニティメンバーとの間で双方向の迅速なやり取りが可能なので、製品開発サイクルを加速できる。製品の開発に欠かせない情報を引き出し、それを分析するのに数カ月を要するFGDとは違うのだ。
一方、これまでのところ最大の課題となっているのは、大規模な退会につながりかねないメンバーの退屈感にどう対処するかということだ。この点については、クーポン、ディスカウント、景品、ゲームなど、魅力ある提供物をうまく利用する必要がある。
Topics: 市場調査, オンライン・ネットワーク, ソーシャルネットワーク作り |
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