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Torvalds氏:「オープンソース開発はソーシャルネットワークに似ている」
By レオ ブランコ | 2008年 1月 16日
Linuxプロジェクトのコーディネーターであり、Linux OSのコードの2%を書き上げたLinus Torvalds氏は、オープンソースの開発をソーシャルネットワークになぞらえる。信頼と協力関係が開発プロセスを推進する主な原動力だという。
Linux FoundationのCEOであるJim Zemlin氏とのインタビューの中で、Torvalds氏はメンバー個々の技術的能力のさらに向こう側に言及し、次のように述べている。
「そこで起こっていることは、人と人が知り合っていくプロセスだ。数カ月とか数年、場合によっては数十年にわたってその人の仕事ぶりを見ていくなかで、『よし、この人間は信頼できる。この人がパッチを送ってきたら、理由はよくわからなくても、そうするのがおそらく正しいのだ』ということがわかるようになる。そうして築かれていくのがこのネットワークだ」
現在Linuxの開発は米国と西欧のみに限定されている。しかし、だからといって他の地域の人々がオープンソースの価値を認めていないわけではない。ただ、言葉の壁や文化の違い、オンラインの接続性といった問題が障壁になって他の地域での開発を阻んでいるのだ。
オープンソースの開発では、MySpaceやFacebookといった一般向けのSNSと同様に、人と人とのコネクションが非常に重要だ。知り合いを多く集めていれば、開発経過を辿るのも容易になり、コミュニティにもすばやくメッセージが送れるようになる。
この投稿は「Computerworld」の記事を参考にした。
Topics: オープンソース |
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