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Googleに対抗するオープンソース検索エンジン「Wikia Search」
By デニス ボーチャンド | 2008年 1月 8日
知識共有型オンライン百科事典「Wikipedia」の共同創設者であるJimmy Wales氏は、「Wikia Search」アルファ版の公開によってインターネット検索の世界を修正しようとしているようだ。Wikipediaで有名になったWales氏は、インターネット検索の現状について、少数の大手企業に支配され、秘密主義のベールの下で、どのように検索結果が出て、ページのランク付けが決まるのかが事実上何も説明されていないと言う。
Wales氏は「internetnews.com」の取材に対して、「Wikia Searchを支える哲学は、私自身が、オープン性と透明性の強力な擁護者だという点にある」と答えた。Wales氏はまた、ウェブの最大の魅力の大部分が大手検索エンジンの独占的手法によって損なわれているとして、「(Wikia Searchでは)そこに変化をもたらすチャンスがあるというのが私の見方だ」と述べている。
Wikia Searchの基本システムは完全にオープンになっていて、誰でもそのテクノロジを利用して独自の検索エンジンを作ることができる。オープンソース化される基本システムには、コミュニティが構成するコンピューティング・クラスタ、インデックスへのオープン・アクセス、圧縮されたクローラやインデックス・データのダウンロードが含まれる。これらはすべて、「GRUB」「Nutch」「Hadoop」「HBase」「Foowi」などのオープンソース技術をベースに構築される。
Jabberの創設者でWikia Search設計者のJeremie Miller氏は、「われわれは、完全にオープンな基盤が検索の未来を動かしていくに違いないと考えている。ちょうどインターネットやウェブがオープンな環境で発展したのと同じ原理だ」と語っている。
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