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Yahoo!とMLB.com、ビデオ配信および広告販売で契約
By デニス ボーチャンド | 2008年 4月 14日
Yahoo!と、Major League Baseball（MLB）のインタラクティブ・メディアおよびインターネット関連会社であるMLB Advanced Media（MLBAM）は4月10日（米国時間）、3年間のビデオ配信および広告パートナー契約を結んだと発表した。これには、地域的に放送されないMLBの試合に「Yahoo! Sports」でアクセスできるようにする契約をも含む。これによりYahoo! Sports上で「MLB.TV」が見られるようになり、Yahoo!のユーザーは2010年のシーズンまで、年間2400試合以上にものぼるMLBの試合を、ライブ・オンデマンド形式で見られるようになる。さらに、Yahoo!は2009年と2010年のシーズンにおけるMLB.TVのオンライン広告販売を独占管理する。この提携は、ほかの追随を許さない魅力的なスポーツ関連コンテンツを、Yahoo! Sportsからウェブ上に配信しようとするYahoo!の取り組みを示すものであり、同時に、Yahoo!が広告主に提供できる高品質のビデオ広告インベントリが大幅に増えることを意味する。
Yahoo! Sportsは、米国、カナダ、メキシコ、英国、フィリピン、ドイツを含む11カ国でMLB.TVのコンテンツをファンに提供する。試合は、Yahoo! SportsのMLBページおよび「MLB.com」上で、共通ブランドのメディアプレーヤーによって見ることができる。Yahoo!とMLBAMは、3年契約の1年目は、共同で広告インベントリの販売を行なう。販売するのは、従来のプリロール型およびポストロール型の広告のほかに、Yahoo!の先進ビデオ広告フォーマット「Clickable」を使った広告のインベントリとなる。残る2年は、Yahoo!が単独でMLB.TVのビデオ広告販売を請け負う。これらはすべて、業界をリードするYahoo!の広告管理プラットフォーム「AMP! from Yahoo!」で行なわれる。
今回の契約では、Yahoo! Sports上で、前日の試合のハイライトをまとめたMLB.comの「FastCast」も提供されるようになるほか、Yahoo! SportsのオリジナルプログラムとともにMLB.comのほかのビデオコンテンツも利用できる。MLB.comは、2002年8月から試合のライブビデオのストリーミング配信を開始しており、2003年の4月にはプロスポーツ界で初めて、フルシーズンのビデオ・サブスクリプションを開始した。それ以後、MLB.TVの契約者数は100万人以上に達している。
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