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NASAのサイトが新機能を追加――消費者生活への技術貢献をアピール
By デニス ボーチャンド | 2009年 4月 24日
米航空宇宙局(NASA)が、待望の双方向オンラインプログラム拡張版をリリースした。ユーザーは日常生活に役立っている数多いNASAのテクノロジの一部を知ることができる。双方向プログラムの「NASA @ Home and City」のサイトには、2009年のアースデイに合わせるように、環境保護関連の情報を掲載するなど、複数の新機能が加わって強化された。
NASA @ Home and Cityでは、NASAの航空宇宙分野における研究開発の取り組みから生まれた商用テクノロジおよび製品をイラストで紹介説明するツアーへとユーザーを案内する
ビジターは、家庭や空港、食料品店、運動競技場、病院、公衆安全、製造など、テーマごとにグループ分けされた技術を100種類以上スクロールして見られる。各テクノロジの紹介ページに行くと、ユーザーはNASAが自分たちの生活に与えている影響を体験でき、さまざまな技術に関する知識が得られる。同ページで紹介されている技術をいくつか紹介すると、宇宙飛行士の宇宙服およびグローブ用に開発された素材でできた温度調整機能付きの衣類や、月からの第一声を伝えるのに使われた電話の無線ヘッドセット技術、NASAの熱熱遮蔽技術から生まれた耐火性塗料および鋼鉄コーティングから、国際宇宙ステーションに搭載されている技術をベースにしたリモートコントロール式オーブンまで、多岐にわたっている。
NASA @ Home and Cityに加わった新機能には「Spinoff Challenge」というメタゲームがあり、ユーザーにNASA @ Home and Cityのグラフィック、壁紙、スクリーンセーバーを提供している。また「NASA Billboard」ではビジターにNASAの最新ニュースを提供する。どのテクノロジにも、オーディオおよびストリーミングビデオの機能を取り入れ、ビジターの学習体験を向上させる工夫もあり、鮮やかなビジュアルで、ユーザーは製造工程や用途など、紹介されているテクノロジを新しい方向から見ることができる。ユーザーは、「send-to-a-friend(友人に送る)」機能を利用すれば、こうした体験や知識を他の人と共有することも可能だ。
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