« オンライン映画の「Jaman.com」が英国サイトを新設 | Home | 米プロサッカーチームHouston DynamoがSNSを開設 »
AOLがパブリッシング部門を統合しMediaGlowを新設
By デニス ボーチャンド | 2009年 1月 16日
AOLは1月12日（米国時間）、一連の重要な事業開発計画を発表し、2009年は同社のデジタル・パブリッシング事業を大幅に拡大して再編し、収益性を高めていく方針を明らかにした。この日の発表の核となるのは、AOLの新しい事業部門MediaGlowの新設だ。今後1年間でMediaGlowの国際的なリーチを大きく広げることを目標に、同部門には、AOLのパブリッシング関連の全取り組みを集約するという。
この取り組みはまた、AOLの広告支援型ビジネスへの転換を締めくくるものでもある。MediaGlowおよびそのパブリッシング資産は、AOLにとって、Platform-AおよびPeople Networksに続く、第3のコアビジネスとなる。
AOLはこの発表に関連して、パブリッシングにおける2つの重要な事業方針を発表した。
・MediaGlowは、新生「AOL.com」および、傘下の分野別ウェブサイトの発展に向けて積極的な活動を続ける。ウェブサイトについては、AOLが編集管理を行ない、ユーザーが情熱を傾ける各分野に特化させたサイトを、2009年中に30以上開設することを目標としている。これに加えてMediaGlowは、RelegenceおよびSphereの買収によって獲得した技術を最大限に活用し、2009年から2010年にかけて、ミディアムテールおよびロングテールに焦点を合わせた自動化サイトを、数千規模で構築するという異例の取り組みも開始する。これによりAOLのパブリッシング事業における成長が効率的に継続するものと見込まれる。
・MediaGlowはそのインフラに2つの最先端スタジオを加え、ニューヨーク市にあるAOL本社と、ロサンゼルスにあるAOL事業所に設置する。MediaGlow Studioは、高解像度ビデオから、完全な編集およびエンコーディング作業まで新しいビデオ制作能力を備える。同スタジオはまた、今後、世界に向けて配信していくオリジナルのビデオ撮影にも利用していく。
Comments are closed.
