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書籍『Wikipedia: The Missing Manual』がWikipediaで公開
By クリスティーナ レデスマ | 2009年 1月 28日
「The Missing Manuals」シリーズを発行しているO’Reilly Mediaが、Wikipediaについての書籍を「Wikipedia」に移した。1月26日(米国時間)から、John Broughton氏著『Wikipedia: The Missing Manual』(O’Reilly刊)のすべての内容が、Wikipediaで無料公開され、Wikipediaの他の項目とまったく同じように編集や更新も行なえるようになった。
「このプロジェクトが今日の無数のオンライン書籍と違っているのは、wikiというフォーマットが選択された点だ」と、Missing Manualsの編集長Peter Meyers氏は語った。「読者には通常wikiでできることがすべて可能になる。ドキュメントを閲覧し、編集し、加筆するといったこと、つまりしたいことは何でもできる。この書籍はWikipediaのヘルプ部分に置かれることになる。これはWikipediaを編集したり、Wikipedia内をうまく行き来したりするのを手助けするため書籍なのだから、当然だろう」
「始動し始めたら、Wikipediaコミュニティーがこの本に集まって、コツや裏技を追加し、初版刊行後のWikipediaの変化を反映するように記事を更新して、キュレーターの役割を果たしてほしい。今後、書籍で第2版の刊行が計画されるなら、コミュニティーによる変更の一部を新版に組み入れるかどうかも検討するつもりだ」とMeyers氏は述べた。
『Wikipedia: The Missing Manual』をWikipediaに投稿するという企画の先頭に立ったのは、著者であるJohn Broughton氏だった。2005年からWikipediaに登録している編集者で、2万項目以上の編集をこなしているBroughton氏は、仲間のウィキペディアンがどのような変化と進歩を著書にもたらしてくれるか楽しみにしているという。
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