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Alexa Internetが開発者向けウェブ検索サービスを強化
By リザ サンチェス | 2007年 6月 9日
Amazon.comの完全子会社で、ウェブトラフィック計測のAlexa Internetが開発者向けの検索サービスの最新版「Alexa Web Search」を公開した。1つのクエリーで 100万件までの検索結果を返す機能、数千の検索語からなる複雑なクエリーを処理する機能、検索条件に一致した実際のコンテンツに対してプログラムに基づいたアクセスを可能にする機能などが加わった。
今回の新機能で、開発者は Alexa Web Search の機能を自分のアプリケーションに組み込み、特定のカテゴリーに対して垂直検索を行なう検索エンジンの作成が可能になる。また、例えば「パリのホテル」のディレクトリを作成するために独自のウェブ検索を行なうこともできる。まず「パリ」と「ホテル」というキーワードに一致する100万件のデータを入手する。それらのドキュメントの分析はAmazon.comのコンピューティングサービス「Amazon Elastic Compute Cloud」（EC2）を使って行なえるし、結果をAmazonのストレージサービス「Simple Storage Service」（S3）を利用して保存することもできる。そうやって得たデータから、個別の目的に適う情報を検索することなどが可能になった。
Alexaの技術担当福社長であるNiall O’Driscoll氏は次のように語った。「2年前にベータ版を公開した『Alexa Web Search Platform』は、Alexa Web Searchから見ればほんの始まりに過ぎなかった。われわれは、開発者がウェブ検索に自らより深く関わりたいと望んでいることを学んだ。開発者たちが求めているのはスイスアーミーナイフではなくツールボックス、GUIではなくAPIだったのだ。その声に耳を傾けた結果生まれたのが新たなAlexa Web Search だ」と述べた。
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