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Avenue A | Razorfish、ウェブサイトを診断するクローラー「SiLC」を発表
By デニス ボーチャンド | 2007年 8月 2日
インタラクティブサービス企業のAvenue A | Razorfishは、ウェブサイト内をクロールしてエラーを発見するプロプライエタリツール「スーパー・インテリジェント・リンク・クローラー」(SiLC)を発表した。リンク切れや、ページがロードできないことを示す「404エラー」メッセージなどを検知できる。また、このツールはエラーの原因を分析するほか、競合サイトとの比較でサイトのパフォーマンスを測定することもできる。Avenue A | Razorfishはこのツールに、同社の検索エンジン最適化(SEO)とウェブ設計の専門知識を組み合わせ、検索ランキングとユーザビリティを改善するサービスを、すでに大手サイトに提供している。たとえば、U.S. News & World Reportのサイトがこのサービスを受けている。
U.S. News & World Reportは最近、教育、健康、資産、ニュースの各セクションへのアクセスを増大させ、サイト内の検索機能を改善するために、ウェブサイトを再設計を行なった。Avenue A | RazorfishがSiLCを使って調べたところ、検索エンジンに重複コンテンツとみなされてしまったために、同サイトのページの多くが検索結果の上位に入っていないことが判明した。たとえば、U.S. News & World Reportは健康ページの記事について、メインコンテンツのほかに「プリント用」のページも制作していた。検索エンジンのウェブクローラーはその両方を追跡していて、そのためページが検索結果の上位に入らなかった。U.S. News & World Reportはリニューアルから2カ月以内に、検索からのビジター数が2006年の同時期比で24%増加した。なかでもGoogleの検索からのビジター数は2006年に比べ45%増加した。
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