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burst.comとAppleが特許侵害訴訟で基本合意、2年にわたる法廷闘争に幕
By クリスティーナ レデスマ | 2007年 11月 29日
burst.comは11月21日(米国時間)、Appleと係争中だった特許訴訟について、和解することに基本合意したと発表した。これにより、両社のほぼ2年にわたる法廷闘争に終止符が打たれる。Appleは、burst.comに現金1000万ドルを一括で支払い、引き換えにburst.comtが所有する特許の非独占的ライセンス契約を結ぶことに同意した。burst.comはデジタル・ビデオレコーダー(DVR)の新技術に関連する米国特許1件を保有しており、このほかに特許出願中のものが3件あるが、これらは今回のライセンス契約に含まれていない。ただし、burst.comは出願中のものも含むDVR関連特許について、将来的にもAppleを特許侵害で提訴しないことに同意している。
1000万ドルの特許ライセンスを獲得したことにより、Appleは自社のテクノロジーや製品に、安心してburst.comの知的財産を活用できる権利を得ることになる。一方のburst.comも、自社の特許権を他社に対して行使する権利は保持しつづける。
burst.comは、今後もライセンス契約の対象となる企業の特定および評価を続ける計画で、妥当な利益につながりそうな企業を絶えず追求していく方針だ。同社は、特許侵害が疑われる特定の製品名や企業名を、それらの企業との交渉や、特許権を行使するための訴訟に先立って公表することはないとしている。burst.comでは、こういった特許ビジネス市場の規模あるいは金銭的価値に関する内部評価を明らかにする計画はない。もっとも、そうした評価が特許のライセンス契約を積極的に推進してゆく上で、非常に重要であるというのが同社の見方だ。
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