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eBayがGoogleの有料検索への広告掲載を中止
By リザ サンチェス | 2007年 6月 16日
eBayがGoogleの広告ネットワークで行なっていた広告キャンペーンを中止する。タイミングの悪い時期に大手インターネット企業間に問題が持ち上がった格好で、メディア関係者やウェブ関係のアナリストからは今回の動きを疑問視する声が挙がっている。
約2週間前には、comScoreの調査から、有料検索広告を最も頻繁にマーケティングに利用しているのはEコマースサイトで、eBayは3月の「Google Adwords」で表示されたリンク数が最も多い企業だったことが明らかになった。
eBayの広報担当者、Hani Durzy氏は、今回の広告掲載中止は、すべてのメディア・チャネルでeBayのマーケティング・キャンペーンを調査するために継続的に行なっている実験の一環だと断言しているが、一部の情報筋によれば、eBayが開催する年次イベント「eBay Live!」と同じ日にGoogleがパーティーを開催しようとしたことへの腹いせだという。今回のGoogleのイベント「Checkout Freedom Party」は、eBayに自社のオンライン決済システム「Paypal」に代えて「Google Checkout」の利用を求める取り組みの一環であるらしい。
Durzy氏は、eBayがGoogleのイベントに関して残念に思っていることを認め、「こうした活動が、提携企業に対して行なうのに適切な活動だとは思えない」と述べた。Googleは、結局パーティーを中止し、「eBay関係者と話した結果、Googleは、eBay Live!の開催中にこのイベントを開催しないほうがいいという結論に達した」とブログに書いている。
アナリストらは、大手インターネット企業の両社はしばらく前から互いについて不満を抱えていたが、GoogleがeBayの潜在顧客に与える影響は大きく、eBayは広告掲載中止の決定を見直さざるを得なくなるだろう、と指摘している。
eBayは、米国以外ではAdwordsキャンペーンを継続している。
Topics: ウェブ, eBay, Google, 広告ネットワーク |
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