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ユーザーから抗議、Facebookがバイラル広告計画「Beacon」を修正
By レオ ブランコ | 2007年 12月 2日
Facebookが、会員のプライバシーを侵害するような広告計画を立てて失敗し、いささか意気消沈している。
「The New York Times」の報道によれば、Facebookの設立者で最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏が打ち出した問題の広告計画「Beacon」が、MoveOn.orgなどの団体から抗議を受けているという。すでに5万人を超える人々が、この広告システムの部分修正と消費者のプライバシーの擁護を求める要望書に署名している。
問題の新しい広告システムは、巧妙なバイラル・マーケティングと言えるもので、Facebookにログインしたユーザーが、Beaconを採用しているサイトを訪問すると、「News Feed」や「Mini-Feed」の記事のかたちで友人にアクティビティ情報が配信される。
ユーザーからの抗議の声を受けて、Facebookは非常に重要な修正を加えることに同意した。オンライン・アクティビティを追跡するのは、会員の明快な承認を得た場合にのみにするというのだ。
NYTimesのブログ、「Caucus」に投稿されているように、他にもいくつか修正点がある。
- Facebookページに新しい通知メッセージが最初に表示された際にユーザーが「OK」ボタンをクリックしてはじめて、最初のBeacon情報が提携している各サイトを通じて友人に公開される。われわれは、ユーザーが初めてBeacon情報を公開するにあたって、事前にBeaconについて明確に理解している必要があることを認識しており、ユーザーが選択しやすいようにこのアプローチの改善を続けていくつもりだ。
- Facebookによる最初の通知に対してユーザーが何もしなければ、一定時間で通知メッセージが消え、情報は公開されない。ユーザーがその後にBeaconサイトで何らかの行動をとると、再びメッセージが表示され、公開対象になりうるすべての情報表示され、公開の承認するかしないかを選べる。情報を公開したければ「OK」ボタン、公開したくなければ「remove」ボタンを押す。
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