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「パックマン」世界王者決定戦でパックマンの最新版が登場
By リザ サンチェス | 2007年 6月 8日
「パックマン」の世界王者を決める「Pac-Man World Championship」の決勝戦が6月5日(米国時間)、ニューヨーク市タイムズスクエアで行われた。4月25日から5月9日にかけて開催されてきたこの大会には、Xboxのオンラインゲームサービス「Xbox LIVE」上で世界から3万人のゲーマーが参加した。そしてこの日、大会を勝ち抜いてきた10人が世界中から集まり、直接対決した結果、メキシコのCarlos Daniel Borrego Romero氏がその頂点に立った。
この決勝大会では、パックマンチャンピオンの表彰と同時に、Xbox 360の最新兵器となる「Pac-Man World Championship Edition」の発表も行われた。誰もが愛し、長年親しんできた元祖パックマンの復活となる今回の新バージョンは、優れたHDグラフィックや新しい迷路などが特長だ。会場では決勝戦進出者らが、この最新版を世界で初めてプレイした。
どうやらこの新バージョンの発売は、パックマンの生みの親である岩谷徹氏が最後に受け取る賞賛のしるしとなりそうだ。26年前にパックマンのゲームデザインを手がけた岩谷氏は、すでにビデオゲーム業界の現場を退くことを明らかにしている。そのため今回の新バージョンは、岩谷氏が直接デザインしたものとしては、2作目にして最後の作品となる。最新のコンピューター・グラフィックス技術があるにもかかわらず、岩谷氏は今回、新しいパックマンをオリジナル版と同じように、つまり2次元でデザインした。「オリジナル版パックマンのシンプルなゲームルールはそのまま引き継ぎたかった」と同氏は語っている。
Pac-Man World Championship Editionは6日から、ゲーム・ダウンロードサービス「Xbox Live Arcade」で配信を開始した。価格は10ドルだ。
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