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Google、賞金総額1000万ドルの「Android Developer Challenge」開催を発表
By デニス ボーチャンド | 2007年 11月 14日
Googleは11月12日（米国時間）、モバイルアプリケーションのコンテスト、「Android Developer Challenge」を発表した。業界初の真にオープンで総合的なフリー・モバイル・プラットフォームとうたう「Android」の、プラットフォーム用アプリケーションの開発者に、賞金総額1000万ドルを提供するという。このコンテストは、開発者コミュニティーをサポートすると同時に、Androidプラットフォームの技術革新に拍車をかけるために企画されたもので、審査委員会の目に留まったアプリケーションの開発者らに、2万5000ドルから最高27万5000ドルの賞金が贈られる。
Androidプラットフォームは11月5日、Open Handset Allianceによって発表された。Open Handset Allianceとは、テクノロジーおよびモバイル産業の分野で業界を代表する30以上の企業が参加し、携帯電話機の技術革新の促進とよりよいユーザー体験の提供を目指す団体だ。同Allianceでは、これまでに例を見ない自由さを提供し、開発者たちの協働を促進しようとしている。11月12日、同AllianceはAndroidのソフトウェア開発者向けキット（SDK）のプレビューを発表した。これには、資料、サンプルプロジェクト、開発用ツール、エミュレータ、ライブラリーなど、いずれも開発者がAndroidアプリケーションを構築するのに欠かせないものが含まれている。Android SDKの発表は、同Allianceのブログ「Android Developers Blog」で行なわれている。
Android Developer Challengeで提供される、総額1000万ドルの賞金は、Android Developer Challenge IおよびChallenge IIに均等に分配される。Challenge Iの受付期間は2008年の1月2日から3月3日で、まず有望な50作品が3月末日までに選ばれ、さらに開発を進めるために2万5000ドルずつが授与される。これらの50作品は、2008年5月1日締め切りの次の審査段階に進むことができ、最優秀の10作品には27万5000ドル、優秀の10作品には10万ドルがそれぞれ贈られる。これら上位20作品の発表は、2008年5月中に行なわれる。Challenge IIは、このプラットフォームを基に構築された携帯電話機の第一陣が市場に登場する、2008年の後半以降にスタートする予定だ。
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