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「Google Earth」が非営利団体向けの「Google Earth Outreach」を開始
By ニーノ マルケッティ | 2007年 6月 28日
「Google Earth」は26日（米国時間）、非営利団体を対象とした新しいプログラム、「Google Earth Outreach」を発表した。このプログラムは、Google Earthを通じて自らの活動の趣旨などを訴えかけたいと望む団体にサービスを提供するもので、すでにいくつもの団体で導入されている。
Google Earth Outreachは、Google Earthのレイヤ機能を使い、「Global Awareness」レイヤに情報エリアを構築できるようになっている。たとえば、「TransFair USA」レイヤという情報エリアでは、南米、アジア、アフリカ地域について、TransFair USAのフェアトレード認証を受けた70以上の生活協同組合を紹介している。TransFair USAはフェアトレード運動を推進するFairtrade Labelling Organizations International（FLO）の米国支部。
パイロット版Outreachのパートナーには、Jane Goodall Instituteの設立者で動物行動学者のJane Goodall博士や、United Nations Foundationのエグゼクティブ・バイスプレジデント、Kathy Bushkin Calvin氏、地球環境保護のEarthwatch Instituteのプレジデント兼最高経営責任者（CEO)、Edward Wilson氏などが含まれている。
Google Earth & Mapsのディレクター、John Hanke氏は次のように語る。「われわれの目的は、Google Earth Outreachを使い、世界中の公共の福祉に関わる団体の目的に合わせて、当社のマッピング技術を個々に適した形で導入できるように支援し、それぞれの活動を後押ししていくことだ。これからは、すべての団体が素早く簡単に、写真やビデオや情報による注釈をGoogle Earthに追加して、200万人を超えるGoogle Earthのユーザーに、視覚的で説得力のある訴えを届けることができる」
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