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GoogleのDoubleclick買収を契機に、M&Aの動きが拡大傾向

By ミニック リベラ | 2007年 8月 1日

whitestone.jpgインターネットコンテンツおよび双方向メディア業界におけるM&A(吸収合併)の動きが、2007年第2四半期にかなりの増大を示している。これは2007年4月にGoogleが、インタラクティブ広告代理店のDoubleClickを31億ドルで買収すると発表して以来の傾向だ。GoogleとDoubleClickの契約を除外して考えても、インターネット取引の買収価額は44%(前年同期の4億4100万ドルから6億3400万ドル)上昇し、契約件数は29%(同17件から22件)増加したという報告が、M&Aコンサルティング会社のWhitestone Communicationsから発表された。

「DoubleClickを獲得することで、Googleはそれまで立ち遅れていた市場に圧倒的な存在感を得ることになった。すなわち、直接的な商品販売の増進よりもブランドを普及させることにより大きな狙いを置く、広告バナー、ビデオなどといったディスプレー広告の販売というビジネス分野だ」と、Whitestoneの社長、Baran Rosenは報告書で述べている。「DoubleClickは実際のところ、主要なオンライン・パブリッシャーのほとんどすべてに加え、オンライン広告代理店の半数以上と取引関係を築いている。これに対してGoogleは、顧客との直接的なやりとりを望む比較的小規模な事業者のために、検索連動型の小さなテキスト広告を提供することによって、その莫大な売上の大部分を生みだしている」

Whitestoneは、メディアのM&A行動を追跡し、「Who’s Buying Whom」と題する、オンライン出版、情報、教育業界におけるもっとも包括的で詳細な年次報告書を作成している。

第2四半期にインターネット業界で成立した重要な契約には、CBSによるLast.fm買収(2億8000万ドル)、ComcastによるFandango買収(4000万ドル)、Hachette Filipacchi Media U.S.によるJumpstart Automotive Media買収(8400万ドル)LivePersonによるKasamba買収(4000万ドル)、Amazon.comによる英国のdpreview.com買収(1500万ドル)がある。

原文(English)

Topics: メトリクス |

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