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McAfeeがサーチエンジンの危険性を明らかに

By リザ サンチェス | 2007年 6月 9日

McAfee State of Search Engine Safety

コンピュータセキュリティ関連ソフトウェアを手がけるMcAfeeが、「The State of Search Engine Safety」(検索エンジンの安全性に関する調査)の結果を発表し[前回は2006年12月]、検索エンジンの利用にはいまだに危険性が潜んでいることを明らかにした。

検索エンジンの危険性は約1%減少したが、利用者はいまだに検索結果として表示されるサイトを通じて、スパム、ウイルス、トロイの木馬、危険なダウンロードといった、さまざまな脅威にさらされている。興味深いのは、有料広告リストに掲載されるサイト中の危険なサイトの数が、自然検索と比較して2.4倍もあったことだ。中でも音楽とテクノロジーに関連したキーワードが最も危険性が高かった。

5つの主要な検索エンジンの中で、最も安全性が高かったのはAOLで、検索結果の中で危険と思われるサイトは2.9%だけだった。僅差で続くのは、Googleの3.4%、Ask.comの3.5%だ。最も危険性が高いという結果が出たのはYahooで、検索結果の5.4%が安全でないサイトだった。

「今年の調査で、検索エンジンの安全性に改善が見られたことは心強いが、ウェブサイト訪問は5回中4回までが検索エンジンでの検索を通じて行なわれているという状況で、ユーザーは毎月何億もの危険な検索結果にさらされている」と、McAfee SiteAdvisorのコンシューマ事業推進担当バイスプレジデント、Tim Dowling氏は話す。実際、1日10回以上検索エンジンを利用する人なら、1日に少なくとも1回は危険なサイトを訪問することになる。

この調査結果は、インターネットで検索、ウェブサイト閲覧、取引などを行なうユーザーをウイルスその他のオンラインの脅威から守り、安全性評価をグラフィカルにわかりやすく表示するソフトウェア、McAfee SiteAdvisorで集めた統計データに基づいている。

McAfeeは、さまざまな検索エンジン、および検索業界の情報源(WordtrackerHitwiseなど)から集めた、よく使われる2300の検索キーワードのリストを分析することにより、調査の実施に必要なデータを入手した。

このような調査結果は、ウェブ検索の利用者にとっての脅威というより、検索エンジン運営企業が既存のシステムを改善するための根拠と受け止めるべきだろう。最も的確な検索結果を提供できるように検索アルゴリズムの調整を続け、市場シェア向上を目指して広告プラットフォームの改善を続けていく中で、検索エンジンの使い勝手や安全性も時間とともに改善されていくはずだ。

原文(English)

Topics: McAfee, ウェブ, Yahoo!, Google, 検索 |

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