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Metacafe、シリーズCの資金調達ラウンドで3000万ドル獲得
By デニス ボーチャンド | 2007年 8月 23日
ユニークビジター数が月2500万人を超える世界最大級の動画サイトの1つ、Metacafeが、資金調達ラウンドのシリーズCで3000万ドルを獲得したと発表した。今回のラウンドでは、Highland Capital PartnersとDAG Venturesが新たに参加し、中心となって投資を行なった。これまでの投資企業、Accel PartnersとBenchmark Capitalも、今回の資金調達に参加している。
「Metacafeは、単純な動画の共有やホスティングから、ショートフォーム・コンテンツ向けのひときわ優れた娯楽体験の提供へと移行して、次世代オンライン動画の方向性を定めている。視聴者が中心となって進める番組編成に対して、同社が取っている洗練されたアプローチは業界でも独特だ」とHighland Capital Partnersのパートナー、Richard de Silva氏は指摘する。
「この4年間で、Metacafeは世界中で大勢の視聴者を獲得し、2007年も視聴者を大幅に増やしている。Metacafeが新手法でコミュニティーの構築を進め、世界中のさまざまな地域の会員にカスタマイズされた視聴体験を提供すれば、今後も成長を続けると思う」とDAG Venturesのパートナー、Tom Goodrich氏も語る。
今回のラウンドで獲得した資金は、同社の「Producer Rewards」プログラムや既存のメディア企業との提携を通じて新たに獲得する動画制作者によってコンテンツの幅と深みを増していくことも含めて、今後も世界的に成長し続けるために利用される。
おのおのの投資会社を代表して、Silva氏とGoodrich氏の両氏はMetacafeに役員として参加する。今ラウンドの完了にともない、設立者の1人であるArik Czerniak氏は、日常業務から手を引き起業家として新たな挑戦を行なうことになるが、役員としてはMetacafeにとどまり、戦略に関して助言を続ける。
Topics: ベンチャー・キャピタル, 動画共有, 動画 |
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