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Microsoft、Linspireとの技術提携を発表
By リザ サンチェス | 2007年 6月 16日
Microsoftは、インスタント・メッセージングの音声コーデック、デジタルメディア技術(「Windows Media 10」コーデック)、TrueTypeフォントなどを、LinuxディストリビュータのLinspireにライセンス供与すると発表した。両社は、Windowsとオープンソースソフトとの連携を効果的にする動きの一環だと話している。
「今回の合意により、LinspireのLinuxユーザーは、Windows Media 10のサポート、MicrosoftのTrueTypeフォント、Microsoftの特許技術使用、Windowsコンピュータとの相互運用性の改善など、ほかでは得られない数々のメリットを受けられるようになる」と、Linspireの最高経営責任者(CEO)Kevin Carmony氏は述べている。
Linspireといえば、2001年の設立時に「Lindows」を名乗っていた企業だ。商標権侵害訴訟でMicrosoftが2000万ドルの和解金を支払い、これを「Linspire」へと変更させた。
サンディエゴに本社を置くLinspireは、一般的なマルチメディア・フォーマットやプラグインをLinuxで幅広く利用できるように、プロプライエタリのコーデックのほか、ドライバやソフトウェアを提供していることで知られている。
Linspireは、Microsoftの検索エンジン「MSN Live.com」を同社のデフォルトの検索エンジンにすることにも合意している。注目を集め、両社にメリットをもたらすプロモーション戦略だ。
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