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2012年には、携帯向けユーザー作成コンテンツによる売り上げが2007年の10倍に
By ミニック リベラ | 2007年 8月 15日
Juniper Researchによると、急成長している携帯電話のユーザー作成コンテンツ(UGC)市場は、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)が優勢になるらしい。SNS、出会い系サイト、および個人コンテンツ配信サービスでエンドユーザーによって生み出される売り上げは、2007年に5億7200万ドルなのが2012年には57億ドル以上へと増加し、また、2012年末までにSNSが携帯向けUGC市場のの半分を占めるようになるという。
Juniper Researchの報告書を作成したWindsor Holden博士は次のように話している。「SNSサイトはまだ初期段階にあるが、携帯向けサービスを提供する業者はいくつも急成長を遂げており、この分野が非常に大きな可能性を秘めていることが見て取れる。差し当たりの主要な課題は、業者が集まった関心を利益につなげることだ。これらの市場では、携帯電話を使ってネットに接続することが主流になってきている。今後、ネットを使ったソーシャル・ネットワーキングの圧倒的多数は、PCではなく携帯電話を通じて行なわれるようになる」。
ほかに次のような報告がなされている。
- 携帯向けSNSサイトのアクティブユーザー数は、2007年の1400万人から2012年には6億人近くにまで増加するとみられる。
- 現在、携帯向けの出会い系サービスおよびチャットルーム・サービスが、UGCによる売り上げの57%を占めているが、2012年にはこの割合は21%にまで減少し、ほかのUGCサービスの人気が高まる。
- 「SeeMeTV」のような携帯向けの個人コンテンツ配信サイトからのダウンロード件数は、2007年には2億件を下回るが、2012年には90億件を超えるとみられる。
- ポータルではないSNSサイトは、知名度と市場における存在感を高めるために、利用料が無料の広告付きビジネスモデルを選ぶ傾向が強まる。
- データ料金の高さが、サービスを普及させる上での主要な障害として残る。
Topics: メトリクス, モバイル, ソーシャルネットワーク |
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