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世界新聞協会などが検索クローラを制御する新プロトコル「ACAP」を提案
By レオ ブランコ | 2007年 12月 1日
オンラインニュースのパブリッシャは自社サイトに対する検索エンジンのインデックス方法に不満を持っている、ということが明らかになった。
これらのパブリッシャは11月29日（米国時間）、GoogleやYahoo!といった大手検索エンジンとの論争を防ぐための新たな提案を、Associated Press (AP通信社）本社で発表した。
現在、検索エンジン各社のクローラー（ロボット型検索エンジンのサイト巡回プログラム）がニュースサイトを検索する際には、「robots.txt」というテキストファイルに記述された規則に従っている。しかしながら、パブリッシャ側は、この方法には各社の利用規約をきちんと表現できるだけの柔軟性が欠けていると感じている。
出版社に共通する不満としては、ニュースの要約、画像、ヘッドラインが許可なく表示されていることなどが挙がっている。そこで、検索エンジンと出版社の間で法的な問題が生じるのを防ぐため、「Automated Content Access Protocol」（ACAP)というシステムが開発された。
Googleは、今回の提案を歓迎するとしながらも、この内容がオンラインニュース業界だけではなく、大多数のユーザーのニーズに合致するものかどうかを十分評価するための時間が必要だとしている。
世界新聞協会会長のGavin O’Reilly氏は、コンピューター系のニュースサイトPC Proの取材に対して次のように語っている。「最終的には、ACAPによって全員が恩恵を受けることになる。公正でコンテンツが豊富なオンライン体験を構築することは、出版社や検索エンジンはもちろん、だれよりも消費者の利益となるからだ。規格争いや独占所有権の問題もなくなるし、自由なコラボレーションが可能になるなど、全員にメリットがある」
Topics: オンライン・メディア, 検索 |
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