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One Laptop per Child、100ドルノートパソコンの大量生産を承認
By クリスティーナ レデスマ | 2007年 7月 24日
One Laptop per Child（OLPC）は7月23日（米国時間）、試作機の最終版「Beta-4」（B4）に基づいた100ドルノートパソコン「XO」の大量生産を承認したと発表した。OLPCは、世界の貧困の撲滅を使命とする非営利団体で、そのための手段として、最も開発の遅れた農村地域に住んでいる子供たちでも、例外なく情報にアクセスでき、近代的な教育を受けられるようにしようとしている。今回の認可をきっかけに、800点にのぼる部品の供給元が協力して10月から大量生産を開始する。
OLPCのソフトウェアおよびコンテンツ担当プレジデントを務めるWalter Bender氏は次のように語った。「ノートパソコンを開発途上国に導入するコストについて、テクノロジー業界ではさまざまな議論がある。しかし実際の議論は、コストではなく設計に関するものであるべきだ。欧米のオフィス環境向けのコンピュータは、アフリカやアジア、南アメリカにある多くの国々の環境にまったく適応できない。さらに、子供たちが学習のために使用するノートパソコンには、オフィスでの使用とは異なる機能が必要となる」
B4には、現在世界で生産されているノートパソコンとは異なる3つの革新的な特長がある。まず、明るい太陽光の下でも十分に読み取り可能な先端技術を駆使したディスプレイ。次に、最も厳しい気候や環境条件にも対応できる十分な耐久性。最後に、電力供給のない地域でも利用できるよう、さまざまな電源に対応している点だ。
B4ノートパソコンは、開発者、ハードウェア専門家、OLPCのボランティア技術者、そして既に試作機の旧版「Beta-2」マシンを使用している世界中の調査研究協力校の一部によって、最終段階のテストが行なわれる。
Topics: 子ども１人ずつにノートパソコンを, 技術 |
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