« iRazoo、新たな自社ブランド電子メールにBigStringのシステムを採用 | Home | KickApps、「Drupal」用の自動サインインモジュールをリリース »
「PetGadgets.com」、家庭向けのペット用DNA検査キットを販売
By デニス ボーチャンド | 2007年 12月 1日
「PetGadgets.com」が販売する新しいDNA検査キットを使えば、ペットが抱える多くの遺伝性疾患を遺伝学的に検査できる。
「Pawsitive I.D.」と名づけられた検査キットでは、進行性網膜萎縮症やフォンヴィレブランド（Von Willebrand）病を含む、20を超える遺伝病を特定できる。この家庭用検査キットでは、ペットのDNA指紋鑑定も行なえる。DNA指紋は同じものは他に存在せず、また変化することもない遺伝コードで、飼い主にとっては、永続的で明確なペット証明の手段となる。Pawsitive I.D.キットには、顧客ID番号が付与されたペットのプロフィール記入用フォームと、サンプル採取用の消毒済み麺棒が入っている。飼い主はフォームに必要事項を記入し、綿棒でペットの口中の頬の裏側になる部分を10秒ほどこすり取る。後は添付されている切手不要の返信用封筒にフォームと綿棒を入れて送り返すだけだ。
検査システム「Pawsitive ID」では、DNA配列中に見られる「一塩基多型」（Single Nucleotide Polymorphism：SNP）の複雑なシステムを用いて、ペットの遺伝病へのかかりやすさを検査する。ペットから採取されたサンプルは、研究所の専門家が検査し、選別されたDNAの染色体領域を分析する。この染色体領域によって科学者たちは種のなかの固体を識別し、遺伝子型を比較することでペットの遺伝病に対する潜在性を特定できる。
検査結果が出るまでには2週間ほど要する。ペットの飼い主には、遺伝性疾患に対する検査表と、遺伝形質についての検査情報に加え、DNA指紋データが渡される。詳細が書かれたガイドでは、検査結果に関する説明のほか、反応が陽性であったり、病原菌のキャリアーと診断されたりした場合に、どのように対処すればよいのかが分かるようになっている。Pawsitive IDでは最高で15年間、保護されたデーターベース内に検査表のコピーを保存するので、ペットが迷子になったときや、法的に所有権を証明する必要が生じた場合には利用できる。
Topics: ウェブ |
Comments are closed.
