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注目の中、ネット放送局による「沈黙の日」がスタート
By ミニック リベラ | 2007年 6月 27日
インターネット・ラジオでいつもの番組を聴こうと楽しみにしている何百万人ものリスナーたちは、6月26日(米国時間)、何千という米国のネット放送局が参加する「沈黙の日」キャンペーンで、一時的にその楽しみを中断されることになる。業界全体をあげて実施するこの大規模な放送中止キャンペーンの目的は、ネット放送局が流す音楽の楽曲使用料を300%値上げするという決定に抗議し、こうした値上げがインターネット・ラジオの未来を脅かすものであるという認識を世間に広めるとともに、米議会で審議中の法案への支持を集めることにある。
ウェブ放送を支援するSaveNetRadioの広報担当、Jake Ward氏は次のように語る。「規模の大小を問わず、米国内のすべてのウェブ放送局が、26日は一致団結して、すぐ目前まで急速に迫りつつある存亡の危機に立ち向かう。この2カ月間に、ネット放送局やその番組のリスナー、さらにその支援を受けているアーティストなどが、議会に対して、抗議メールを送ったり電話をかけたりした件数はおよそ50万件に達した。この全国的な草の根キャンペーンは、議員たちの注意を確実に惹きつけてきたが、やることはまだまだ残っているし、時間はなくなりつつある」
SaveNetRadioではリスナーに対して、地元選出の議員と連絡をとり、「Internet Radio Equality Act」法を支持してインターネット・ラジオの未来を守るように働きかけてほしい、と訴えている。
インターネットのみで、あるいは電波放送と同時に番組を流しているラジオ局各局は「沈黙」によって、7月15日以降にインターネット・ラジオの番組が減ったらどうなるかをリスナーに意識させるつもりのようだ。7月15日はネット放送局が、米著作権料委員会(CRB)の決定に従い、著作権使用料徴収団体SoundExchangeに対して過去17カ月分まで遡り楽曲使用料を支払わなければならないとされる期限だ。
Topics: インターネット・ラジオ, お知らせ, オンライン・ミュージック |
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