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これから有望な動画共有サイト–米国市場で優位に展開する仏Dailymotionほか
By デニス ボーチャンド | 2007年 6月 27日
調査会社のcomScoreが25日、米国で将来有望な動画共有サイトのビデオストリーミングに関する調査結果を発表した。これは同社の調査サービス「comScore Video Metrix」によるもので、同社が毎月行なっているビデオストリーミングランキングで、トップ10には入らなかった動画共有サイトのなかから6社を選んで調べるものだ。2007年4月の調査結果では、米国の動画共有市場において、フランスのDailymotionが目立って優勢となってきていることがわかった。
Dailymotionはすでに米国市場に拠点を固めており、4月には470万人を超えるユーザーがビデオをストリーミングしている。同サイトのユーザーは、1カ月間に平均して本数にして10本以上、時間にして1時間近くの動画コンテンツを視聴している。また、Metacafeも活発に利用されていて、370万人が3300万本のビデオストリームを視聴していた。ほかにも、Break.comでは310万人が3200万本を視聴し、6社のなかではユーザー数がもっとも少ないVeohは、豊富な長編動画をホストしている特性を生かして、1人当たりの視聴時間が104分ともっとも長かった。
comScoreは、ユーザーの属性についても調べており、年齢層によって好みのサイトが違うことも明らかになった。サイトがいちばん呼び込みたい18〜34歳の視聴者がもっとも多かったのは、この層が41%を占めるBreak.comで、次にDailymotionとVeohがともに37%で続いている。また、18歳未満の若い視聴者をもっとも多く獲得していたのはHeavyNetworksで18%、35〜44歳の層をもっとも多く取り込んでいたのはRevverとMetacafeでともに24%だった。
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