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Disney、子供向けオンライン仮想世界「Club Penguin」を買収
By クリスティーナ レデスマ | 2007年 8月 3日
Walt Disney Companyは8月1日(米国時間)、急速に成長している子供向けのオンライン仮想世界「Club Penguin」を買収したと発表した。Disneyの既存のオンライン資産にClub Penguinが加わり、子供およびファミリー向けオンライン仮想世界の分野で明確なリーダーシップを確立するというDisneyの方針は強化される。
Club Penguinは「Disney’s Club Penguin」と改名されるとしても、現在のURL(www.clubpenguin.com)は維持され、運営も引き続きカナダのブリティッシュコロンビア州ケローナで行なわれる。Club Penguinの創設者であるLane Merrifield氏、Dave Krysko氏、Lance Priebe氏の3名はDisneyに加わり、同社内にできる部門の経営上層部にとどまることになっている。現在Club Penguinの最高経営責任者(CEO)であるMerrifield氏は、Disneyのインターネット事業グループWalt Disney Internet Group(WDIG)のエグゼクティブ・バイスプレジデントに就任し、WDIGの社長を務めるSteve Wadsworth氏の直属となる。Disneyでは、Club Penguinの運営やビジネスモデルに対し、差し迫って変更を施す計画はない。
受賞暦もあるClub Penguinは、2005年10月のサービス開始以来、有料会員を拡大していて、現在その数は70万人を突破している。有料会員数やユーザー数の驚くべき拡大は、非常に限定的なマーケティング活動の下、主に強力な製品と子供たちの間の口コミによって達成された。アクティブユーザー数は米国とカナダを中心に1200万人を超えていて、6歳から14歳の子供を対象とした、最も成長の著しいオンライン・サイトの1つとなっている。Club Penguinでは、雪で覆われた仮想世界に住むアニメのペンギンのアバターを使い、ほかのユーザーと会話をしたり、グループ活動に参加したり、Club Penguin内で稼いだ通貨を使って家を建てたり、家具を備え付けたりして楽しむ。
買収契約の金銭的条件ついては明らかにされていないが、「Wall Street Journal」紙は、DisneyがClub Penguinに3億5000万ドルを現金で支払ったと報じている。
Topics: バーチャル世界 |
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