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インターネットで伝える神の教えに賛否両論
By レオ ブランコ | 2007年 9月 11日
米国の1億2800万人のインターネット・ユーザーのうち8200万人がオンラインで宗教やスピリチュアルなことがらを扱っている現状と、教会に行く若者たちの数が減少している現状とを結びつけて、伝道者やインターネット企業家たちの中にはオンラインで「教え」を広めようと考える人々もいる。
「GodTube」「CrossRoad Ministries」「Rent A Priest」などが、この問題に取り組んでいる新興のサイトは数多い。ここで大きく問題となるのが、これは教義にかなうのだろうかということだ。
「Pittsburgh Tribune-Review」に掲載された興味深い記事によれば、地域の信者や教会のなかには、これは教えにかなわないという意見もあるという。つまるところ、教会というのはそれにかかわる人で成り立つのだから。
「イスラム教徒、ユダヤ教徒、キリスト教徒と、宗教は違ってもみな、神が姿をお見せになるのは人々の集まりのなかでだと信じている。人とのつながりから離れて神を信じたり祈ったりすることは、信仰に向き合う姿勢として大事なものが欠落する。コンピューターの前に座って、自分の願いを神に知ってもらおうと試みることは、控えめに言っても、危険なことだ」と、セントポール神学校校長James Wehner師は記事のなかで語っている。
これに対して、伝統にとらわれないとされる考えの教会では、インターネットを手段として利用することは何ら問題がないと論ずるところもある。「手段は変化しようと、教えは変わることはない」からだ。
Topics: インターネット, オンライン・コミュニティ, ソーシャルネットワーク |
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