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急増するインドのインターネット人口――comScoreの調査より
By デニス ボーチャンド | 2008年 7月 24日
comScoreは7月21日(米国時間)、インドにおけるインターネット利用に関する初の調査結果を発表した。それによると、2008年5月に自宅や職場からインターネットにアクセスした15歳以上のインド人が2800万人を超えたという。この数は前年同月に比べて27%増加しており、comScoreがインターネット視聴率サービス「comScore World Metrix」を実施している世界37カ国中で、インドはインターネット人口が最も急速に増加している国の1つとなった。さらに、インドのインターネット・ユーザーが全人口のわずか3%程度しかいないという事実は、この国で力強い成長が今後も継続する可能性を示唆している。
インドで最もよく利用されているのはGoogle傘下のサイトで、5月の訪問者数はおよそ2000万人、前年同月より35%増加している。Googleの人気の伸びは、Google検索(38%増で訪問者数は1710万人)、ソーシャル・ネットワーク・サイトの「Orkut」(39%増で訪問者数は930万人)、ブログ・プラットフォームの「Blogger」(102%増で訪問者数は730万人)、動画サイトの「YouTube」(131%増で訪問者数は630万人)など、Googleが所有する資産の力によるものが大きい。
報告書からはその他に、次のようなことがわかる。
- インドの平均的なインターネット・ユーザーは、2008年5月中にインターネットのサイトを25回訪問し、訪問1回あたりのオンライン滞在時間は28分間だった。
- すべての年齢層のうちで、15〜24歳がインターネットを一番よく利用しており、1カ月あたり平均オンライン滞在時間は約12時間だった。
- 過去1年間で最も著しい成長が見られたウェブサイトを分野別に見ると、地図サービス(64%増)、スポーツ(60%増)、エンターテインメント/映画(55%増)、金融/ニュース/検索(52%増)だった
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